今話題になっているR1ヨーグルト。
乳酸菌の効果がすごいと評判です。
一方でインフルエンザに関しては
効果がないという噂を検証します。
インフルエンザとR1ヨーグルト
最近話題になっているR-1ヨーグルトは乳酸菌を多く含む健康食品です。
ほかのヨーグルトとの違いはR-1乳酸菌という独自の乳酸菌にあります。
この乳酸菌は体内にあるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させます。
NK細胞には体に入り込んだ細菌やウィルスを排除する仕事をします。
★R-1はからだによい。
★風邪をひかなくなる。
★花粉症の症状が緩和される。
★便秘解消によい。
★インフルエンザにかからなくなる。
こういった評判の根拠になっているのはすべてR-1乳酸菌の効果です。
しかしこの中で1つだけ事実と違うことを言っているものがあります。
それは最後に挙げた「インフルエンザにかからなくなる」になります。
実はR-1ヨーグルトを毎日飲み続けてもインフルエンザにはかかります。
どういうことなのでしょうか?
インフルエンザには効果ナシ?
インフルエンザのウィルスは通常の風邪とは違ってかなり強力です。
感染してしまった場合はタミフルなど特殊な薬でないと効きません。
R1乳酸菌でこの強力なウィルスが防げるかといえば難しいところです。
誤解されやすいですがインフルエンザウィルスを倒す効果もありません。
つまりR1を続けてもインフルエンザにかかる可能性は十分にあります。
乳酸菌は免疫力を高めるとはいえインフルエンザは別物と言えます。
ではインフルエンザに対してはまったく効果がないのでしょうか?
佐賀県の実践例をご紹介します。
佐賀県有田町の実践例
これは佐賀県有田町の実践例です。
小中学生1900人を対象に給食でR1ドリンクを出すことにしました。
9月から3月までの約半年間にわたって子供たちは毎日飲み続けました。
その結果はこうなりました。
R1を毎日飲み続けた子供たち
→インフルエンザ感染率が他県平均の10分の1に!
これはすごい結果ですよね。
R1を飲み続ければインフルエンザに10倍かからなくなるともいえます。
なんだ!効果あるじゃん!(--〆)
そう思われたかもしれませんが、実はこの話にはまだ続きがあります。
この実践の提案者である有田共立病院の井上先生はこう述べています。
「あくまでもヨーグルト。今回の研究結果は可能性を示しただけ。
現在メディアの報道が過熱しているが皆さん冷静になってほしい。」
インフルエンザウィルス強力なのでR1乳酸菌では排除できません。
R1を毎日飲んでいてもかかってしまう場合は当然出てくるわけです。
あくまでも予防効果であるということを開発者が主張しています。
まとめ
R1ヨーグルトを飲み続ければ乳酸菌の効果でからだが強くなります。
だからといってインフルエンザにかからないというわけではありません。
予防接種と同じ解釈で「かかりくくなる」というのが正解のようです。
また新しい研究結果が出ればこのサイトで取り上げていきます。
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