忘年会の幹事さんは上司や先輩に
挨拶を頼むことがよくあります。
そんな場面で知っていると役立つ
気の利いた一言をご紹介します。
忘年会のあいさつとは?
12月に入ると職場や友人と忘年会をする機会が多いかと思います。
幹事さんは場所決めから連絡係、司会進行まで仕事がたくさんあります。
「俺は幹事でもないしゆっくりできるな~。思いっきり楽しもう。」
そんな余裕のあなたに突然やってくるのが“挨拶”の依頼です。
挨拶ぐらい任せてくれよ!
バシッと決めるさ!
そう言って挨拶を引き受けた人の大半はつまらない挨拶で終わります。
本人としてはバッチリできたつもりでも周りからは冷たい視線が・・。
自分の体験上、気の利いた上手な挨拶ができる人は2割程度でした。
冒頭からズバズバと書いていますがまずはその現実を受け止めましょう。
たかだか挨拶とノープランで行くのと考えてやるのとでは大違いです。
そこでここからは場面ごとの気の利いた挨拶の文言を紹介していきます。
ぜひ役立ててみてください。
始めの挨拶編
まずは忘年会の始めの挨拶です。
よく言う“開会宣言”で幹事さんや司会者が務めることが多いです。
今回ご紹介する3つの場面の中では最もハードルは低いと思います。
早速文例をご紹介します。
~はじめの挨拶・文例~
それではこれより、株式会社○○の忘年会をはじめます。まずは皆様、今年1年間本当にお疲れ様でした。今日の忘年会は「楽しさ」がメインテーマです。豪華景品が出る全員参加ゲームもありますので頑張ってください。楽しく1年を締めくくりましょう。よろしくお願いします!
【成功のポイント】
★第一声はおつかれさまから!
★自分の思いを文章に取り入れる。
★今後の展開に期待を持たせる。
前半部分はよくあるパターンですが最初ですので無難に入ります。
1番大切なのは聞いている人がワクワクしてくれるかどうかです。
そのためには具体例を出して自分の言葉で挨拶文を作るのがベストです。
乾杯の挨拶編
次に乾杯の挨拶編です。
職場でいうとよく2番目に偉い人が頼まれやすい傾向にあります。
ある程度の文量と内容が必要となるのでしっかりとした準備が必要です。
~乾杯の挨拶・文例~
乾杯の前に一言お礼を言わせてください。1年間、皆さんの頑張りを見ていて私は胸が熱くなりました。時には辛いこともあったと思いますが、皆さんは不断の努力と仲間同士支えあう事で乗り越えてくれました。そんな皆さんは我が社の誇りであり財産です。いつもありがとう!
今夜はこのような楽しい場ですので大いに飲んで食べて日頃の疲れを癒して下さい。それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、皆さんご唱和をお願いします。
乾杯!!
【成功のポイント】
★短く簡潔にまとめる。
★伝えるのは感謝の言葉がよい。
★一体感が持てるような挨拶を。
乾杯の挨拶で1番よくないのはダラダラと話しすぎてしまうことです。
この場面では聞いている人が1年間を振り返れるように意識します。
そしてその頑張りに対して感謝の意を示す事で一体感を出しましょう。
締めの挨拶編
最後に締めの挨拶です。
参加者の中で最も偉い人にやってもらうのがよくみられるケースです。
締めというだけあってとても重要な場面ですので力を入れていきます。
~締めの挨拶・文例~
皆さん、今日はありがとうございました。また忙しい中で楽しい会を企画してくださった幹事さん、本当にご苦労様でした。
振り返ってみると、この一年はあっという間だったように思います。今年は○○があり、○月には○○というような事もありました。
来年は●●があり、我が社にとって重要な1年です。皆さんと一緒に会社をさらに成長させていきたいので力を貸してください。
お正月はゆっくり休んで、新年にはぜひまた元気な顔を見せてください。では、当社がますます繁栄するよう祈念いたしまして一本締めで締めたいと思います。
お手を拝借、「よー!」
【成功のポイント】
★まずは幹事に感謝の意を示す。
★来年も頑張るぞ!と感じてもらう。
★一本締めは締めとして効果的。
締めの挨拶では笑いを取りにいくのではなく聞かせる挨拶を目指します。
成否を分けるポイントは、聞き手がやる気を出してくれるかどうかです。
前向きで力強いメッセージを発信して心に響くような挨拶が理想です。
いかがでしたでしょうか?
場面ごとに成功のポイントは違うので状況に合わせて使い分けて下さい。
これを読んで下さった方がすばらしい挨拶ができることを願っています。
まとめ
★始めの挨拶では期待を持たせる。
★乾杯の挨拶では一体感を持たせる。
★締めの挨拶ではやる気を持たせる。
【12月の人気記事ランキング】
1位
2位
NHK紅白歌合戦。観覧チケットの当選率を10倍にするテクニック
3位
忘年会。店選びから余興にゲーム、2000円以内の人気景品まで。