サッカーロシアW杯2018。
日本代表は決勝トーナメントの
1回戦でベルギーに敗れました。
感想を書いてみたいと思います。
ハリルホジッチ監督、開幕2か月前に電撃解任
まず触れておかなければならないのは、本大会前に起きた大事件です。
ハリルホジッチ監督がW杯2か月前に突然解任されてしまいました。
代わりに監督を務める事になったのは当時技術委員長だった西野朗氏。
急造チームの西野JAPANへの評価は決して高くありませんでした。
正直に書くと、僕もグループリーグ3連敗で敗退だと思っていました。
4年前のブラジルW杯とほとんどメンバーが変わってなかったからです。
しかしその予想は初戦のコロンビア戦でいきなり外れる事になります。
まずはグループリーグH組、3戦を振り返っていきたいと思います。
世界から非難を浴びたポーランド戦
【グループリーグ結果】
1勝1敗1引分け 勝ち点4
日本vsコロンビア 2-1
日本vsセネガル 2-2
日本vsポーランド 0-1
⇒グループ2位で決勝トーナメント進出!
初戦のコロンビア戦は前半開始直後に相手選手がハンドでレッドカード。
そこで獲得したPKと数的有利を生かして勝ち点3を掴みました。
セネガルと引き分けた後、決勝T進出をかけて迎えたポーランド戦。
西野ジャパンは先発6名を入れ替えて主力温存策を取ります。
しかし試合に出場したサブのメンバーが機能せずに先取点を奪われます。
セネガルがコロンビアに負けていたため、日本はボール回しを始めます。
試合に負けているのにまったく攻めず、ただ時間を使おうとする日本。
その行為に「姑息だ」「つまらない」「戦略なので」と賛否両論が出ます。
僕個人の感想としては、決勝Tに進むことが最も重要だと思います。
その目的を達成するために最も確率が高い方法を取るのは理解できます。
結果的には日本の思惑通り、フェアプレー数でグループ2位通過。
ギリギリのところで勝負師西野監督の采配が光った結果となりました。
感動を呼んだベルギー戦
【決勝トーナメント1回戦】
日本vsベルギー 2-3
⇒ベスト16敗退(>_<)
決勝トーナメント1回戦の相手はFIFAランキング3位のベルギー。
ランキング61位の日本は5-0で負けるとも予想されていました。
しかし先取点は日本。続けて乾のスーパーゴールで2点目も取ります。
ルカクやアザールがいるベルギー相手ですから、相当にすごい事です。
2-0となった直後、世界トップレベルのベルギーの猛攻が始まります。
よく守っていた日本でしたが、最終的には3点を奪われて逆転負け。
香川、乾、柴崎、酒井、大迫、本田など日本の攻撃は見せ場十分でした。
あと少しでベスト8。しかしその壁を越える事はできませんでした。
日本代表の成果と今後の課題
最後のベルギー戦は日本サッカーの未来に期待が持てる内容でした。
強豪国とここまで戦えるようになったのは大きな進歩だと思います。
本田、長谷部、乾、長友、川島は最後のワールドカップとなりそうです。
批判もありましたが、彼らは多くの経験を代表に還元してくれました。
誰がよかった、悪かったといういわゆる選手の採点付けは控えます。
西野監督は現状におけるベストメンバーで戦っていたと思うからです。
そして面白い試合をしてくれた。
僕としてはそれだけで十分満足です。
しかし4年後にはカタールワールドカップの開催がすでに決定済みです。
日本代表はさらに上を目指せるようにレベルアップする必要があります。
今後の課題としては世界で通用するゴールキーパーが急務でしょう。
今回は川島以外が国内組であり、GKは最大の弱点になっていました。
日本のGKは積極的に海外へ出てキャリアを積まなければいけません。
特に中村はまだ若く、才能がある選手なのでチャレンジしてほしいです。
日本の組織力は優れており、戦術的にも十分に通用していました。
あとは個々のレベルアップ。そこがベルギーとの差だったと思います。
4年後に期待しています。
頑張れ、ニッポン!!
まとめ
★西野ジャパン、ベルギーに逆転負けでベスト8逃す。
★世界との差は確実に詰まっていることを実感できた。
★世界に通用するGKの育成が急務。中村の海外移籍に期待。