子供はよく熱を出しますが、
ほとんどは2~3日で下がります。
熱がどうしても下がらない時の
対処法についてまとめました。
子供の熱が下がらない時の対処法
子供は大人と比べて免疫力が弱いため、よく熱が出てしまいがちです。
40度を超える高熱が出る事もあるので親としては心配になりますよね。
熱が上がるのは体の中に入り込んだ病原菌やウイルスを倒すためです。
病原菌やウイルスは高熱に弱く、体温が上がると消えていきます。
そのため「熱は出し切った方がよい」と昔から言われています。
抗生物質や解熱剤を処方しないという小児科医も珍しくありません。
ただ、苦しんでいる子供の姿を見るとなんとかしてあげたくなります。
高熱が出ると免疫力が低下して、合併症が出るリスクも否定できません。
38度以上の熱があって辛そうな時は、無理せず熱を下げてあげましょう。
効果があるのは次のような方法です。
≪子供の熱が下がらない時の対処法≫
〇座薬を入れる。
〇飲み薬(市販または処方薬)を使う。
〇おでこをタオルや冷えピタなどで冷やす。
〇水枕やアイスノン枕で頭を冷やす。
〇冷たいゼリーやヨーグルトを食べさせる。
うちの子の経験上ですが、最も効果があったのは座薬でした。
病院で座薬をもらっておいて高熱が出た時に使うようにしました。
これらを1つ1つ試していけば、徐々に熱は下がってくるはずです。
夜に苦しくて眠れない場合などは薬を使った方がよいかと思います。
5日以上続くようなら要注意!
子供の熱は2~3日で下がる場合がほとんどで長くは続きません。
熱が下がればケロッとして、また元気に動き回るようになります。
もし5日以上高熱が続くようならば違う病気の可能性があります。
病院に行って病状を話し、詳しい検査を受けるようにして下さい。
なかには肺炎や川崎病など、いち早く治療が必要なケースもあります。
大切なお子さんの命にも関わってくるので必ず病院へ行きましょう。
その際には熱以外の子供の様子もよく観察するようにします。
鼻水やのどの痛み、咳や関節痛などの症状があれば病院で伝えます。
万が一、けいれんがある場合には迷わずに救急車を呼びましょう。
けいれんの症状を書いておきます。
【けいれん(ひきつけ)とは?】
ビクビクと全身を震わせて意識を失っている状態のこと。具体的な特徴としては手足をつっぱり、眼球が上に向いている。歯をくいしばり、唾液を流し 、呼びかけても返事がない。
けいれんに限らずにいつもと明らかに違う様子があれば救急車です。
動かさない方がよい場合もあるので、救急外来より救急車が安全です。
“#8000”は小児救急電話相談ダイヤルで困った時に相談できます。
必要に応じて救急車も手配してくれるので、覚えておくと便利です。
まとめ
★子供の熱が下がらない時は座薬が最も効果的。
★5日以上高熱が続く場合は違う病気の可能性が高い。
★けいれんがある場合には迷わずに救急車を呼ぶ。
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